六本木にあるヴィーガンカフェveganic to go オーナーシェフであり、お料理研究家の五十嵐廣子さん。
前回はご自身のお子さんとの対話をしてみて、そこからわかった子育てにとって大切なこと、
第一子、第二子の違いなどをお話いただきました。
第二回目は自分と対話するとどんなことがわかるのか?
そしてお腹の中から、そして生まれてからも赤ちゃんと対話する意味とは?
赤ちゃんが教えてくれるサインや、食べ物の関連などをお話いただきました。
<自分との対話>
山内ちえこ(以下 山):すごく厳格なおうちに
育てられた方から聞いた話ですが、
ずっと親御さんの意見に従う生き方をして、
思春期に入ったら、
やっぱり嫌だ!と耐えられなくなった。
五十嵐廣子(以下 廣):いい時期に目覚めましたね(笑)
山:そうそう。
自分の意見を言えずに怒りを抱えていると、
いつか子供は反旗を翻します。
でも、親が強いたと思える
ストイックな生活の中には、
生まれる前に自分で決めてきた
メッセージをなんらかの形で表しているの。
その方はずっと長い間、
過去に親御さんから受けたことに
怒りを抱えていたんだけど、
それは、とっても疲れてしまうし、
エネルギーを使いすぎているから
食べる物もおざなりになりやすいのよね。
やっと今、ご自分と対話をして
本当は何がしたかったんだっけ?と
聞いて新しい人生を始めようと
スタートされたんだけどね。
廣:皆、気付くまでに
時間がかかっているんですよね。
学校の影響や、親の価値観がだんだん入り込んで、
自分本来の生き方ができない。
本当はちゃんと生き方を持ってきているのに。
いろんな阻害するものがあって
自分を忘れちゃって
いろんなことを知って、
そこからその方は
気付けたからよかったけれど
気付かないようにいってしまう方も‥
山:そうね、多くは宗教などに行かれるね。
廣:そういう遠回りも
必要なのかもしれないですけどね。
山:はい、いろいろ経験するのは、
大事だと思うけれど
必要以上に時間をかけなくても
いいかなとは思いますね。
廣:過ちはないと思うんです。経験だから。
2回、3回と同じことがきたら学習しないと。
それが終わらないと、
応用編で形を変えて
同じ問題がやってきているんだけど
それに気付けなかったりして。
山:そうね、気付ける自分がいると
見つけてもらえたらいいですね。
皆、いいか悪いか、
美味しいか不味いか
高いか安いか
体にいいか悪いか等は
意識しても
自分に何が必要か?
さっき廣子さんの言っていた
お肉とフルーツを食べる子供にしてもそう。
自分の身を守るために、感じることをするのは
意識が導いているのかもしれませんね。
私たちは何が必要かをわかっている、
対話はその入口、みたいな
キャッチフレーズがあるといいのかな。
廣:いいかもしれないですね。
気持ちは動いているんだけど、
動き方の問題と
コアな部分に気付いているか。
山:きっかけをもらっているけど、
これか、とは思えない方は多いのかしら?
廣:自分の問題をヒントだと
結びつけられるかどうかですよね。
山:それを、どう手伝ったらいいんでしょう‥
廣:答えは出ているし、
教えてもらっているんだけど、
本来持ってきた生きる意味、
そこに目が向かないから
例えば病気になっちゃった、
ひどい怪我しちゃったりとか
激しく教えてもらっているけれど、
結び付けられる機会、
向き合う機会があると、
劇的に変われるというか。
そういう感覚を育てることにつながるんです。
私は自分の赤ちゃんと対話して実感しました。
<お腹の中から、生まれたあとも対話する意味>
山:赤ちゃんの地球人生がハッピースタートになるか、
対話しないでいて、ええーっ困ったー!って感じで子育てするかで
親子関係は全く違った方向へ行きますね。
廣:対話するとね、子供を虐待することも
減るのではないかと思います。
又、自分が子供だったときの
嫌な思いを腹いせというか
知らず知らずのうちに
自分の子にぶつけてしまうことも
多いと思うんです。
自分や子供と対話することで
そうしたことに気付けて
嫌な連鎖が止まる、
人生の景色がかわると思うんです。
相手も自分も浄化されるというか。
山:昔のことでも、思いは変えられるものね。
子供に変われってのは難しいけれど、
大人は変えられる手立てを持っていますから。
いけないな、考えよう、
と思えたら変われる勇気をだしたいですね。
廣:忙しくなるとそこが
見えなくなっちゃうんですよ。
目をそむけてしまいがち。
だからこそ、
何かハッとするキーワードで注目してもらって
人生の本題に戻ってもらいたいと思います。
山:時間がなかったり、
忙しくなると余裕がなくなって
ついでに希望も
無くなっちゃうのかもしれないね。
そのパターンを変えるのを、
対話でお手伝いができたらいいな。
廣:食べ物も大事だと思うんですよ。
でも結果がでるまでに時間がかかる。
対話はタイミングがあえば、
一瞬でハッとすぐ気付ける、きっかけになる。
時間という概念が必要ない。
山:今生きている時間では
ないところまで(過去の思い)
変わりますからね。
廣:食事は、続けていて、
ふと振り返ると
あ、考え方や体調がよくなったって
気付くんです。
私もそうだったから。
でも、子どもとの対話を通して、
自分の見えてないことも
気付けるきっかけになれた。
本当に大きいギフトです。
赤ちゃんは私に全力で教えてくれました(笑)
山:長女ちゃんがお空から
降りて来る前に廣子さんと
お約束があったのでしょう。
まずママの身体を作り変えてから、
自分が行って、進化を遂げたいのでよろしくねって。
これが親子に生まれてくる秘密の一つ。
廣:自分自身の秘密!
皆、三部作くらいの超大作ドラマを
持っているんですね。
そんな自分のドラマを分かれたら、
楽しいですよね。
山:ね、楽しいよね。
対話がそれを理解できる入り口になったら
嬉しいと思っています。
心が固くなってしまった人の
緊張度を知る目安の一つに、
「美味しい」と感じるかを
聞くことがあります。
そう感じれば、新しいものを取り入れやすい。
心に余裕がありますから。
心をとざしていて、
目の前のことで精一杯な人に
対話楽しいよって言っても、
難しいと感じると思うのね。
廣:ああ、心をゆるませる力は
食べ物は大きいですね。
すごくチョコが好きな人の多くは、
とても大きなストレスを抱えていて、
体がかたくなっている。
それでチョコを食べ、
(陰性だから)身体がゆるみやすくなる。
そのゆるんだところに、
ぽちょんと対話のエッセンスをたらすというか、
そうすると一番自然な形で取り組みやすいかも。
山:ああーそうですねー!
そういう意味でも、赤ちゃんにとって
初めてのおっぱいが美味しかったら
緊張が無くて余裕がある身体で最高だよね!
おっぱいが美味しいと
赤ちゃんがすごく安心する。
おっぱいが美味しくないと、
不安を感じやすくなって、
美味しいおっぱいをください!
って泣いて、そこに力を使っちゃう。
廣:すごいんですよ、赤ちゃんって。
飲み方でおっぱいの出る位置にも
美味しさがあるんだって教えてる。
上唇をうまくつかって
乳首の下のほうだけ飲んでたりとかもします。
それが続くと、ママがおっぱいをつまらせたりします。
ママの身体に起きていることを教えてくれるんです。
おっぱいが美味しいってことは、
ママが健康ってことです。
忙しくて簡単なもので済ませたりすると
ぐずって美味しくないーって
顕著に教えてくれます。お米を食べて!って。
そうしたサインに気付かないときは赤ちゃんの顔に
ぶつぶつができて心配させて教えます。
赤ちゃんにぶつぶつでたら気になるじゃないですか。
そこでどうしたらいいの、と思った時、
赤ちゃんに薬ぬっちゃったらダメなんですよ。
私、何を食べたかなって振り返る!
ちゃんとしたもの食べようと意識になれば、
健康になるし、身体も軽くなるし、
おっぱいも美味しくなって
赤ちゃんもママもハッピー。
ぶつぶつができて、
心配だから病院にいかなきゃ!ってなる前に
食べたものを、一度考えてほしいです。
山:ぶつぶつができることは、
自分に不都合なこと、
悪いことと考えちゃうかもしれませんね。
ママにサインを出しているという見方で、
赤ちゃんの様子や、自分の食べ物や行動とか
色々みていくと、どこかに答えはありますからね。
廣:すべてヒントなんですよね。
そして答えが見つかると、自分で気づいたら、
あれ?私すごい幸せ?ってなるんじゃないですか。
だったら時間もったいないなって。
そうしたら回り道しなくても
やりやいことを思い出しやすくなる。
すべての人が役割を持っているから。
山:対話は習うのではなく、
皆持っているからね。
廣:そのコツをぜひ多くのママに
教えていってください!
山:頑張ります(笑)
五十嵐廣子さん、ありがとうございました!
veganic to goさんは100%植物性、100%VEGANのボリューム満点のお料理が食べられます♪
veganic to goさんと共催で、対話のワークショップなどを
企画中です。詳細が決定しましたらお知らせいたします♪