胎内記憶の第一人者で、産婦人科医、池川クリニック院長、池川明先生と山内ちえこの対談です。
お産を通して、豊かな人生を送ることができるようになることを目指している池川先生。
池川クリニックにお邪魔して、20分の対談予定が話が膨らみ、気がつけば2時間‥。
お待たせしました!最終回です。全4回でお届けしています♪
対話は当て物ではないということ
山:対話師は赤ちゃんと話せる人、当てられる人、
こういう認識はまずいと思っているんです。
池:当て物じゃないからね。
山:山:自分の本質的な部分と
分かり合えているんだとフォーカスしてもらって
この世で生きていく力にしてもらいたいんです。
悩み改善だけじゃなく。
それはもしかしたら仕事を生み出す力に
つながるんじゃないかなと。
池:私の解釈だと多分明確に言葉が来ているんじゃなくて
自分のセンサーで反応しているだけのような気がするのね。
例えば赤ちゃんがどう思っているかって
瞬時にいろんな思いをもっているじゃない。
そのうちの一つを拾っているだけで
全部を拾っているわけではないんだよね。
一つが合ってる、違ってるって意味がないじゃない。
お母さんが赤ちゃんに自分の感覚でこうだって
感じることを話すことが
多分、対話だと思うんだよね。
だから人に頼ることなく自分でやんなさいよって
ことだと思うんだよね。
だけどまあ、皆出来るのに
出来るって思っていないから
人に頼るんだけど。
それってやっぱり依存だよね。
だから自分で出来るんだって
教えてあげればいい。
山:確かにそうですね。
基本は自分でやってもらいます。
私がやってあげるのではなくて。
皆、自分で出来るとわからないと、
意味がない。
池:そもそも、なんでそれやりたいかってとこだよね。
赤ちゃんと話すと何がいいの?
旦那さんとの会話が通じないのに子供と通じ合うってどういうこと?
ちょっと考えたいよね。
山:そうなんですよね。
あえて対話を対に話するってしたのは
コミュニケーションというところを
大切にしたいと思ったの。
池:結局自分なんだよね。
赤ちゃんがどうのっていうより
自分がどう思っているかっていう
回答をほかの人に求めているだけで
本当は自分で全部思っているわけだから、の
ような気がするけどね。
思ったように考えればいいんじゃない?(笑)
山:自分が体感するのがいいとおもうんですよね。
池:そうなんだよね。
山:今ね、助産院などの対話クラスでも
お腹の中に降りていくって表現をしているんですけども
手でこうやって(下に下がるように手を下ろす)
手から一緒に(お腹の中の赤ちゃんを)抱っこしているワークと
夫婦ではブリージングで抱っこしているワークをだいたい90分くらいでやるんですけども、
それとは別になぜ対話の講座を
やっているかというと
うちに来る人って自分の仕事として、
これから自分の足で立っていきたい、
夫婦関係で何かあったとしても
自分の足で自分の仕事を生み出したい人が多いので、
そこにつなげたいと思っているんです。
赤ちゃんと話すことを奨励するのではなく。
池:なるほどね。
山:自分の足で立つっていうのは依存しないこと、
これを伝えたいんです。
旦那さんにあの人稼いでくれないから、とかね
そうじゃなくて二人でやるっていうか。
池:そのために子供の時から
愛されて自尊感情が
出ていないとそこは難しいよね。
山:そこのところをね、伝えていきたいと思っていて。
池:いいねえ。
頭で考えて行動しようっていうね。
言われてことをやるんじゃなく。
山:自分がどうしたいのか。
人生を依存しないで、従属しないでいくって
どうやったらいいんですかって質問多いんですよ。
池:テーマはそれだね。
自分らしく生きる。
山:離婚はいけないことでしょとか。
色々言われる。
池:変だよね。離婚バンバンやっていいじゃない。
だって子供がやっていいって言うんだもん。
山:うちもいいって言ったもん(笑)
池:だよね~。さっさと別れたら~みたいなね。
そんなの迷惑だよね。
山:うちも迷惑って言われました(笑)
池:子供のために離婚しないなんて
ダシに使わないでさっさとしてよ、みたいなね。
山:世の中は因習がいっぱいですからね。
悪魔の言葉で皆縛られていますから。
池:つい常識とかついてまわるからね。
他人に依存しない生き方と胎内記憶、
いいかもしれないね。
大きなテーマだね。
依存しないためには、胎内から尊重されると
依存しないっていうことをやってるんだけど、
依存してる世代に向けたメッセージやアイデアは
出していったほうがいいよ。
ちえこさんもそろそろ本出したほうが
いいんじゃない?
でないとそのうち墓場まで
持っていっちゃうから(笑)
あっち行ってからやっとけばよかったと
思っても遅いからね(笑)
山:もういいです、産まれるのは
たいがい色々やったから(笑)
池:元気なうちだよ~。
もう折り返し地点過ぎてるんだから。
あとどのくらい生きられるかって考えてみて。
山:本当ですね(笑)
池:ちえこさんの経験とか入れて
本作ったら売れるよ~。
今の時代だったら求めている人多いと思うよ。
それで出版記念をやろうよ(笑)
山:いいですね~。
本出すときには帯をぜひ先生にお願いします(笑)
池:書く書く!
キャッチももう出来ちゃったからね。
山:講座等の仕事でこのテーマを、と
思ってましたけど本のほうが
いいかもしれないですね。
池:本が出たらそれが仕事になるから。
自分の考え方がわかる人が寄ってくるからね。
絶対いい本できるね!
山:ありがとうございます。
今年は形になる年ですもんね。
池:完結の年だもんね。
世の中のエネルギーもそうらしいからね。
ぜひ本を出しましょう!
僕がこけそうになったらプッシュお願いします(笑)
ぜひ、お産の声かけ、やっていきましょう!
山:わかりました(笑)ありがとうございました!
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このインタビューの直後、本当に本を出すお話がやってきました(笑)
WAVE出版さんから
「おなかの赤ちゃんと話そう」というタイトルの本です。
帯と内容に、池川先生からのお言葉をいただきました。